2001年頃〜2004年８月に亡くなる直前まで制作中だった未完成ニュー・アルバムの為に録音された楽曲にローラの死後、本人未承諾で（承諾のしようも無いが）にオーバーダブで過剰にリミックスしたハーフ・オフィシャルなのかBOOTLEGなのかよくわからないドイツ限定枚数リリースのミニアルバム。このうちTrack3とTrack5は、バラードで、オリジナルにあまり手は加えられていないように思われる。

ただ残念なのはアップテンポの曲は無理やりにダンスチューンにしたてあげられていてローラ自身のボーカルがかなり聞こえづらくなっていること。

以前、オリジナルのデモを聴いたことがあるがかなり印象が違う。無駄に音を重ねすぎて、台無しになっている。２００１年にプロモシングルで既発の「The Winner Takes It All」も、無駄な音を重ねられてひどいことになっている。一部では裏で出回ったＭＰ３を元にしているため、良くない音質をごまかすために過剰にリミックスしたともいわれている。

"死んだことに便乗して、適当にミックスした内容に適当なジャケット写真、まちがった解説等のまま急遽リリースされて、本来、ローラが意図したものではない"と海外のファンの間では賛否両論を呼んでいる。一部では不買運動のような活動もある。

ただし元々、海外には"自分こそオフィシャル"と公言するサイトが２つあり、ひとつは元のマネージャー（？）が勝手に立ち上げたといわれているもの、もうひとつが、ローラ自身が「ここが、わたしの公式サイトです。」と語ったといわれるサイトで、お互いが敵対しているような関係でじつにややこしい。前者がこのＣＤに賛成派で、後者が反対派と、はっきりわかれている。

後者のLauraBraniganOnLine.Comは、このＣＤを「ローラが望んだままオリジナルの形でのリリース」に向けて動いているとのこと。今後に期待したい。なお、この海賊盤まがいの「remember me」は、２００４年１１月現在、amazon.deより入手可能。ただし限定リリースのため、お早めに。。。

とりあえずは、ローラの最後のレコーディングなので、ファンならば聴いてみてもいいかと。。。